モンテヴェルディツアー



今週はベルギーのアンサンブル、コレギウム・ヴォカーレ・ヘントのツアーでパリとドルトムント、それから地球を半周して中国の上海、韓国のトンヨンを回ってきました。演奏曲目はモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」。

12月2日 パリ St. Roch

12月3日 ドルトムントコンツェルトハウス

12月6日 上海コンサートホール

12月7日 トンヨンコンサートホール


コレギウム・ヴォカーレ・ヘントでは、バッハやモンテヴェルディといったバロック作品は極めて小さい編成で演奏されます。今回の合唱は各パートたった2人ずつという編成。一人一人の意識が全体の響きのバランスを左右します。またフリーランスの合唱団では、毎回のプロジェクトでメンバーが異なることが多いため、限られたリハーサル時間で声の響きを合わせることが第一の重要課題です。パリでは会場となった教会の残響の大きさに助けられて乗り切り、ようやくドルトムント公演あたりからなんとか方向性を見つけられたような気がします。

上海、トンヨン公演は、超タイトスケジュールな中での飛行機移動の繰り返しで、常時寝不足と時差ボケとの闘いでした。こういう時ほど集中しなければならないという意識がアンサンブル全員において高まるので、意外と良い音楽が生まれたりするのです。中国のお客さんも韓国のお客さんも大変暖かく、拍手喝采の中、アジア2公演を無事終えることができました。

今朝釜山空港を出発し、上海、コペンハーゲンを経由して、先ほどブリュッセルに戻ってきました。休むまもなく、明日からはアントワープにて、同じアンサンブルで「クリスマスオラトリオ」のプロジェクトのリハーサルが始まります。こちらは更に長いプロジェクトになりますので、合間を縫って報告がてらブログを更新できればと思っています。

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